最終更新日 2024年5月14日
中学校などでダンスの授業が必須となるなど、ダンスに関する注目が近年高まっています。
小さい頃からダンス教室に通わせる保護者が多く、ダンスの授業を担当する教師もまた教室に通い、ダンスの勉強をすることがあります。
また、社交ダンスや、チアリーディング、エアロビクスなど体を動かして表現する競技というものが幅広く存在し、その基礎にもつながります。
それとは関係なく、何かを表現する、明るくなる、前向きになるなどダンスをすることでのメリットというものもあるため、それを期待して子供をダンス教室に通わせるというケースも珍しくありません。
そうした時に、失敗しないダンス教室の選び方を知っておくと後悔することなく、長い間通わせることが出来るだけでなく、人間としての幅をかなり広くすることが出来ます。
■何を目的とするか?
そもそもダンス教室には様々な種類があることを知っておかなくてはなりません。
ヒップホップダンスのように、練習すればすぐに出来るようなもの、そして、比較的教室が多ければ、すぐに始めることが出来ます。
フラダンス教室、ベリーダンスなど一歩踏み込んだものもいいですが、その際は何を目的としてそこに通わせるのかということを明確にしておく必要があります。
教室によっては方針が全く異なるということもよくあります。
例えば、ダンスを好きになってもらいたいというところであれば、仲間作りなどみんなでわいわいやるのがメインとなり、アットホームな関係を築きやすくなります。
一方、競技としてダンスに取り組むようなところでは、むしろそうしたものを毛嫌いされ、ストイックに取り組むことを求められます。
ダンスが好き、ダンスの講師、インストラクターをしているという人を見ても、指導がとても優しい人、かなり高い要求を求め、容赦なく叱り飛ばす人など様々であることがわかります。
特に世界を目指している人ほど指導が厳しいケースが多く、それが嫌で辞めてしまうという人もいます。
中学校の授業でダンスをやるからという理由であれば、ダンスの基礎をちゃんと教えてくれるところに通わせるということが必要であり、その延長線上で世界を目指すことになったのであれば、別のところを探すというのが必要になります。
■体験レッスンも活用する
こうした教室それぞれの雰囲気、特性などを知るには体験レッスン、もしくは見学会に参加することをおすすめします。
体験レッスンは、無料でどのような授業、レッスンが行われているかを体験することが出来ます。
すると、雰囲気が分かるだけでなく、通う子供たち、大人の質、インストラクターの態度、練習風景、風紀などを知ることが可能です。
こうしたことをしないと、後になってこんなはずではなかったと後悔することになります。
インストラクターの態度はまだしも、風紀などに関しては下手をすれば自分の身にも影響が及ぶことが考えられます。
礼儀正しいかどうかという面も見ると失敗する確率をより下げてくれます。
他に大事なこととして、通いやすいかどうかというものがあります。
例えば、子供をダンス教室に通わせる場合、ベストは近所にあり、自分で行ってもらう、買い物などのついでに送迎するということですが、レベルの高いところに通わせるという場合、わざわざ隣町、隣県まで行ってダンスを学ぶということも珍しくはありません。
すると、通う時間もお金も結構掛かることになり、負担となります。
子供であれば、学校帰りに通うことになるため、かなりの疲れを抱えることになり、親としても子供の安全に神経をとがらせることになります。
最初は出来ていても、段々と嫌になり、モチベーションの低下につながり、下手をすればサボるようになってしまうことも考えられます。
このため、通いやすいかどうかというのは非常に大事です。
出来れば友達と一緒に通えるようなところにあることが望ましいと言えます。
■インストラクターとの相性が大切
最大のポイントはコーチ、インストラクターとの相性です。
ダンスのインストラクターの傾向として、さっぱりした人が多く、喜怒哀楽をはっきりと出すことがよく見られます。
また、若いインストラクターの場合、自分の技量に酔っている人もおり、そうした目線からの指導になりやすく、それが嫌という人も少なくありません。
大人であれば、インストラクターが気に入らないという理由で辞める、別の教室に通うということが出来ますが、子供の場合、それを親などに伝えるのは難しく、教育のために辞めることを許さないということも考えられます。
すると、子供にかなりの負担を負わせることになるため、そのあたりも選ぶ際には考慮しなければなりません。
これらのことは体験レッスンなどで感じ取ることが出来ます。
そして、通いやすいかどうかに関しても教室を探すにあたり、すぐに分かる話です。
目標を明確にし、何のためにダンスをするのか、モチベーションを維持するために何をすればいいのかなどをしっかりと定めた上で探すことが求められます。
私の知り合いの子供は富士学院に通ってますが、評判はかなり良さそうです。